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こけし浄瑠璃「はなこのおむこさん」
2026南三陸公演

宮城・松島の伝統「直秀こけし」が命を宿す
唯一無二の「こけし浄瑠璃」
ぜひ会場にお越しください。

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出演者プロフィール(画像を選択してください)

●ご挨拶

2011年は、3月11日に東日本大震災があり、日本の多くの人にそれぞれの記憶に残る年となりました。

また、2011年はチュニジアの青年の焼身自殺から始まったジャスミン革命からリビア、エジプト、ヨルダン、さらにシリアと北アフリカ、中東の人々にとっても「アラブの春」の広まった年でもありました。

この大きな出来事は、多くの人々の命も奪いました。

 

「はなこのおむこさん」には二人の若者が出てきます。「はなこ」は、津波が襲ってきたことを最後まで人々に告げようと半鐘を鳴らした女の子。「はなこのおむこさん」は、生きるために野菜と果物を売っていた屋台を警察に壊され、翌日、販売許可を取りに行っても許可を出さなかった役所の前で抗議するために焼身自殺をした青年。彼らは、死後の世界「冥界」で出会いめでたく結ばれます。

 

山形を中心に、未婚の男女が亡くなると、架空の新郎、新婦を描き、亡くなった人が結婚式をあげている光景を描いた絵馬を寺に奉納する「ムカサリ絵馬」という風習があります。

結婚が、その人の最も晴れ姿であり、おめでたいことであるという、親の思いから生まれたこの風習。亡くなった人を最高に幸せにしてあげたいという遺族の思いを、この作品に込めて作りました。

2011年の出来事から、亡くなった方々、今生きている人々が共に癒されて、前をむいていけますようにと願いを込めて上演したいと思います。

 

●作品について

2011年。アラブの人にとって、日本の人にとって忘れられない年。東日本大震災。

アラブの春。それは同じ年の出来事だった。チュニジアで焼身自殺をした青年・ブアジジ。南三陸で津波で亡くなった女性・はなこ。共に不慮の事故。失われた命。

伴侶を探す若き者たちの旅。彼らの冥福を願う物語。

原作・脚本:桜井真樹子

​主催:まきこの会

■出演

桜井真樹子(歌い手)

ゴーレム佐藤(語り部)

山口裕加奈(さくら)

高橋麗美(はなこ)

上野憲治(ムハンマド・ブアジジ)

生野毅(こけし売りのおじいさん、合唱団、念仏衆)

大月多美子(合唱団、念仏衆

吉田正子(合唱団、念仏衆)

ゲスト:村岡賢一(民謡)

デザイン:Diminish Design Partners

制作・運営:マリプラ

■こけし浄瑠璃「はなこのおむこさん 2026南三陸公演」 公演概要

●日時4月25日(土)16:45開場17:00開演(18:20終演予定)

●会場:南三陸ホテル観洋(ロビーステージ)

●場所:宮城県本吉郡南三陸町志津川黒崎99-17

●入場無料

●ご予約・お問合せ:まきこの会事務局(makikoclub2022@gmail.com / 090-9236-0836)

 

 

●あらすじ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北(山形を中心)では未婚のまま亡くなった人が、最も未練を残していると考えられています。そこで「ムカサリ(結婚)絵馬」と言って、架空のおむこさん、または架空のお嫁さんと、未婚で亡くなった人が祝言を上げている光景を絵馬にして、お寺に奉納するという風習があります。

 

はなこさんは、ある春も近づいてきたころ、津波にのまれて亡くなりました。亡くなった人の歯を山寺の山頂に埋めると早く極楽に行けると言われています。はなこの両親と妹のさくらは、はなこの歯を持って山寺を登って行きます。

さくらは途中でこけし売りのおじいさんに出会います。おじいさんの売っているこけしの中にお姉ちゃんのはなこそっくりのこけしがありました。お金を持っていなかったさくらですが、なんとかおじいちゃんと交渉して、さくらのかんざしと交換で一晩だけお姉ちゃんそっくりのこけしを貸してもらうことになりました。

 

こけしを抱いてさくらは眠りにつきました。夢にはお姉ちゃんはなこが出てきて、おむこさんを探しに西の方に行きます。するとそこで亡くなった青年に出会います。果物や野菜を売っていた屋台を警官に壊されて、それを抗議するために26歳で焼身自殺をした青年です。

ふたりは、お互いの国のことを千一夜に渡って語り合い、結婚式をあげることになりました。お互いの国の歌を集まった人々が歌いあう、それはそれは賑やかな祝言になりました。

さくらは、親とはぐれて一人でこけしを抱いて眠っていましたが、通りかかった夜行念仏衆の人たちがさくらをおぶって、両親のいる山寺に連れて行きました。

 

翌朝、さくらはこけし売りのおじいさんのところにこけしを返しに行きますが、そこにはおじいさんもこけしもなく、ただ大きな洞窟がありました。さくらはそこにこけしを置いて山寺をあとにしました。

 

その夜、さくらはふたたび、はなこの夢を見ます。白無垢を着てこけり売りのおじいさんに渡したさくらのかんざしをさしています。胸にはさくらが昨晩抱いていたこけしを、今度はお姉ちゃんが抱いて。

「お嫁さんから、こけしをもらった女の子は、必ずいいおむこさんに出会えるんだよ。おまえは、この世でいいひとを見つけて一緒になってね」

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